「モノづくりの君へ」【第18回】

2014/09/01 その他

第18回 モノづくりの「人づくり」
1.モノづくりにとって必要な4つの教育
2.教育体系
3.教育委員会の役割と運営
4.実務者レベルの人材育成実践(トップランナー方式)
  実践例と認定基準&運用留意点
5.強い会社はMIDDLEが強い
6.強いMIDDLEとは

 
1.モノづくりにとって必要な4つの教育
 
 モノづくりにとって工場では幹部・管理者も含めて以下の4種類の教育が必要である。
そしてそれぞれの教育に階層別教育(職位やレベルに応じた教育)カリキュラムが必要である。
i)全員参加教育
 どの工場や現場でも行われていることであるが全員を対象とする教育である。
 技術教育,GMP教育、マナー教育・・・・等々多岐にわたる。主に座学によって行われる。
ii)幹部・管理者養成教育
   筆者がイチバン力説したいことであり、別項で述べる。
iii)技術・技能承継教育
   近年は団塊の世代の大量退職で問題となったが、工場が継続し、モノづくりのノウハウを
   伝えていくうえで絶え間なく且つ継続的、計画的に実行せねばならない。(別項で実践例
   を述べる)
iv)日常職場での教育
  ほめて、認めて、アドバイス。OJTからOJDへ(別項で述べる)

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執筆者について

野崎 征彦

経歴 名古屋大学大学院応用物理学修了(ノーベル物理学賞受賞の小林誠氏と同じクラスで学ぶ。もっとも、私は入学後すぐに挫折しましたが…)
日本電気株式会社(NEC)において、半導体部門での約30年間の経験を経て、晴天の霹靂で、大正製薬株式会社へスカウト(?)され、執行役員生産本部長としてモノづくりを担当。複数の工場管理を行う。
「半導体」と「薬」という異業種での経験から、我が国の根幹である製造業の「モノづくり」に共通する危機と精神を強く知る。
現在、モノづくりマネジメントアドバイザーとして活動中。
※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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