【速報】中国、抗がん剤の輸入関税ゼロに!

中国国務院総理の李克強は2018年4月12日に国務院常務会議を主宰し、「インターネット+医療健康(インターネットで問診予約、検診結果の確認、慢性病などの再診などを行う医療サービス)」の発展措置を確定した。それに加え、海外から輸入する抗がん剤に対して、関税をゼロまで完全に免税することを決定した。
 
中国患者の負担、特に医薬品のコストを軽減し、より多くの選択肢を提供するために、国務院常務会議にて以下の事項が決められた。
 
決定一:
2018年5月1日より、抗がん剤を含む製剤、抗がん作用を持つアルカロイド類薬物及び実際に輸入する中成薬(中薬材で作られた製剤)※を輸入する際の関税をゼロまで無くすことより、実際に輸入する全ての抗がん剤の免税を実現する。また、抗がん薬の製造、輸入における増値税を大幅に低減する。
 
※中成薬、中薬…日本で言う漢方薬
簡単に説明すると、生薬を煎じるものが中薬であり、錠剤やカプセルなど製剤化したものが中成薬となる
 
決定二:
政府による集中調達・輸入する革新薬、特に臨床ニーズの高い抗がん剤を医療保険リストに収載する。且つ国際ネット通販などの措置を取り、流通におけるコストを減らすことより、抗がん剤の値段を低減する。
 
決定三:
革新薬の輸入を加速させる。臨床試験について、規定期間終了時点で審査結果が出ない場合には、認められるとみなすように、許可制度から変更する。輸入化学製剤に対して、強制的にロット毎に中国での検査はせず、企業の出荷試験結果だけで通関できるようになる。
 
決定四:
知的財産権の保護を強化する。革新化学製剤について、最大6年間のデータ保護期間を設定する。保護期間以内に、同じ製品の市販を承認しない。中国と海外で市販を同時に申請する革新薬について、最大5年間の特許保護期限を設定する。
 
決定五:
品質監督管理を強化し、輸入医薬品の海外製造現場に対する査察を増やすことより、偽薬を防ぐ。
 
決定事項の中国語原文は、中国政府網の記事を参照頂きたい。
http://www.gov.cn/premier/2018-04/12/content_5282000.htm

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