英国MHRA/Inspectorate Blog:卸売販売業者もGVP?

2017/07/26 ニューストピックス

※追記更新(2017.07.31)

7/25付で英国MHRAのInspectorate Blogに「Do wholesale distributors require pharmacovigilance agreements?」と題するブログがアップされています。
 
直訳的に言えば、「卸売販売業者にGVPに関する同意書は必要か?」というものです。
 
結論としては、「MAH(承認取得者、製造販売業者のこと)として当該卸売販売業者が安全性への影響の程度により判断すべきである」としています。
当局のスタンスとしては、基本的には不要、MAHとして必要と判断した場合には規定内容を十分に考慮のこと、といった感じです。
 
関係者及び興味のある方は、下記URLのブログをご参照ください
https://mhrainspectorate.blog.gov.uk/2017/07/25/do-wholesale-distributors-require-pharmacovigilance-agreements/

【7/31付追記更新】
7/31付のECA/GMP News が「Do Manufacturers need Pharmacovigilance (PV) Agreements with Wholesalers?」と題して記事に取り上げています。
興味のある方は、下記URLのニュース記事をご参照ください。
http://www.gmp-compliance.org/gmp-news/do-manufacturers-need-pharmacovigilance-pv-agreements-with-wholesalers
 
 

執筆者について

古田土 真一

経歴

GMDPコンサルタント(Pharmaceutical Quality Science Advisor)

1979年より田辺製薬(株)(現田辺三菱製薬)にて合成探索研究、プロセス・工業化研究、CMCプロジェクト開発、治験薬QA、コーポレートQAを歴任。2008年より武州製薬(株)にてQA/QCの管理監督。2009年より中外製薬(株)にて治験薬・医薬品のQA業務・品質システムを改革推進。2013年よりアステラス・アムジェン・バイオファーマ(株)にてCMC・Supply Chain・QAの長として業務構築。2015年より三井倉庫ホールディングス(株)にてヘルスケア製品の事業開発アドバイザーとして業務構築。2015年9月より (国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター/トランスレーショナル・メディカルセンター臨床研究支援部アドバイザーとして医薬品開発を、また2022年11月からジェダイトメディスン(株)の品質アドバイザーとして医薬品上市を支援中。
医薬品の開発から上市・保管・流通までを品質の側面から一貫した経験を活かし、GMDPコンサルタントとしてGood Practicesの支援依頼に対応中。

※このプロフィールは掲載記事執筆時点での内容となります

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