医薬品設備建設における「オーナーのプロジェクトマネジメント2nd改訂版」【第15回】

参考 以前に記載した記事の目次
1. はじめに
2. プロジェクトステージの概要
3. 何をマネジメントするか
4. プロジェクト計画に関連する主要な問題点
5. プロジェクトマネジャーの役割と責務
6. プロジェクトマネジャーの資質
7. プロジェクトで使用することば
8. 外部への依頼範囲
9. コントラクターとの契約、および訴訟を意識したマネジメント
10. FS(Feasibility Study)ステージ
11. 基本計画(概念設計)ステージ
12. 基本設計ステージ
13. 発注方式
14. 変更のマネジメント
15. 詳細設計ステージ
16. 製作・施工ステージ

 

 17. 試運転ステージ
 試運転はプロジェクトの最終の関門であり、要求や計画したことが具体的な姿、機能、性能となっているかを確認する重要なステージであり、計画どおりに生産し、予定した製品を製造するための礎となる。
 第2項の表2.1に記載したが、試運転ステージとは製作・施工した結果を、予め規定された契約、仕様、性能通りであるかを確認する段階である。前ステージでの未実施検査、運転開始と作動調整、試運転とか、プレコミッショニング・コミッショニング・クオリフィケーション(バリデーション)、あるいはベリフィケーションといった用語で表現される作業が行われる。
 第16項にも記載したが製作・施工のステージと試運転ステージとの区切りは、企業などによって異なるが、ここではISPE日本本部EM COPでは以下のように定義しており、本稿ではそれに従う。

現地工事終了とは:現地における建築、機器据付、配管、空調、電気、計装、システム、塗装、断熱、掃除片付け等、それぞれの工事が終了した時点をいう。ウォークダウンが終了し、予め規定されたパンチリストの残件を除いて終了していること。また、中間検査に関する検査/試験記録のレビューが終了していること。現場の片付け清掃が終了していること。
現地工事に対する最終的な各検査試験は現地工事検査のカテゴリー(試運転ステージ)に含む。

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