業界雑感 【2022年1月】

 昨年システムトラブルを繰り返し、金融庁からも業務改善命令を受けたみずほ銀行で年明け早々にまた障害が発生した。第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が合併して誕生したみずほ銀行だが、開発メーカーの異なる3行の既存システム統合作業も大変なものだっただろうと想像できる。ただ、三井住友銀行や三菱UFJ銀行など、同じころに合併で誕生した他の銀行のシステムに大きな問題が出ていないのだから、どこかに根本的な問題があるのではないかと思わざるを得ない。
 「情報システムはその生い立ちが大切」今から30年以上も前になるだろうか、ある研修でご一緒させていただいた経営コンサルタントの大先輩からうかがった言葉である。当時はその意味があまりよくわからなかったのだが、その後業務改革プロジェクトや購買・物流・製造管理・品質管理などの基幹業務へのSAPシステム導入プロジェクト、製造原価計算方式の再構築も含めた原価計算システム構築プロジェクトなどに携わっていく中で、その言葉の持つ重みを実感していくことになる。ひょっとすると、みずほ銀行のシステムで繰り返されるはやはりシステムの「生い立ち」によるものなのかもしれない。
 

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