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2016/10/27 AD 原薬
医薬原薬の製造【第19回】
序 医薬原薬製造に使われる可能性のある装置で、技術動向を注視していく必要があると筆者が思う装置についてこれから述べたいと思います。筆者が注目している機器は、 マイクロリアクター 精密密度計 PATとしての遠赤外分光器、ラマン分光器 などがあります。今回からは、数回に分けて、マイクロリアクターを取り上
2016/05/19 AD 原薬
医薬原薬の製造【第18回】
序 今回は原薬の骨格を形成する上で最も大切である、C,N,Oアルキル化反応について議論します。酸性を示すCH, NH, OHを塩基と反応させてNa, Li, K などの塩を形成させ、R-X(X:ハロゲン)でアルキル化する反応です。これらの反応は酸性プロトンを塩基で引き抜く反応がベースになりますので、
2016/02/18 AD 原薬
医薬原薬の製造【第17回】
序 今回は、原薬の製造によく用いられている鈴木・宮浦カップリング反応について、筆者の思うところを述べたいと思います。 鈴木・宮浦カップリング反応 鈴木・宮浦反応は可溶性Pd錯体を用いたカップリング反応です。芳香族と芳香族を結合させるクロスカップリング反応はそれまでほとんど知られていませんでした。
2015/12/16 AD 原薬
医薬原薬の製造【第16回】
序 前回、反応槽の素材と反応の際の熱収支を計算する総括伝熱係数について説明しました。反応を実施するときの熱収支を計算するためには、総括伝熱係数と、溶液の比熱、反応熱のデータが必要です。今回は総括伝熱係数を使った熱収支の簡単な計算例、比熱計算、反応熱の測定および計算、反応の安全対策について述べます。
2015/09/24 AD 原薬
医薬原薬の製造【第15回】
序 合成原薬の製造の工程である、抽出、結晶化について今まで述べてきました。反応工程についてまだ触れていませんでした。原薬の合成に使われる有機化学反応は星の数ほどあります。それらをすべて触れるわけにはいきません。そこで、別の切り口から反応工程について述べてみたいと思います。今回は原薬製造に用いる反応槽
2015/08/20 AD 原薬
医薬原薬の製造【第14回】
結晶化後の問題点 結晶化が終わった後のスラリーは、ろ過、乾燥されて、最終原薬製品となります。結晶化、ろ過、乾燥で良く起こるトラブルとそれに対する対処法を逐次考えていきたいと思います。 1. 油状物がスラリーに混ざる 2. スラリーの沈降性が高すぎて配管を輸送できない 3. スラリーをろ過器に輸送
2015/07/21 AD 原薬
医薬原薬の製造【第13回】
塩酸塩化の問題 まず、塩を形成する意味について説明します。医薬活性成分はほとんどの場合、アミン成分を含んでおります。アミンのローンペアが、生体のタンパクに配位して活性が生み出されるからです。このアミン部分ですが、遊離のままですと、空気中の酸素で酸化されてNオキシドを生成したり、このNオキシドがさらに
2015/06/23 AD 原薬
医薬原薬の製造【第12回】
序 今回、第12回から第14回までの3回は、結晶化による精製工程について述べます。この工程は通常原薬の最終精製工程となり、非常に重要な工程となります。結晶化は、化学変化ではなく物理的変化です。有機化学を専門とする者が最も不得意とする工程です。Disappered Polymorph(s) など摩訶不
2015/05/18 AD 原薬
医薬原薬の製造【第11回】
抽出溶媒の選択 抽出には必ず溶媒が用いられますが、この溶媒がどのようにして選択されるのかについて考察します。溶媒の性質をまとめた表を最後のページに提示致します。一番右側の欄にはLogPが表示されています。この数値は、オクタノール/水系で、それぞれの溶媒の分配係数Pの10を底とする対数を表します。大き
2015/04/20 AD 原薬
医薬原薬の製造【第10回】
10 環境への溶媒排出抑制 10-1 溶媒の回収 環境への排出基準を考えて見ましょう。公共水域への排出規制は塩素系溶媒+ベンゼン、ジオキサンではかなり厳しいですが、大気への放出は、大気汚染防止法で規定された指定物質(ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン)以外規制濃度はありません。労