知的財産の基本から知財ミックスまで【第34回】

「知財ミックス」の重要性について
「知財ミックス」の重要性 〜単独の権利では足りない時代〜
こんにちは。弁理士法人ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
今回は「知財ミックス」について説明します。
知財ミックスとは、特許、実用新案、意匠、商標などの複数の知的財産権で多面的に自社製品やサービスを多面的に保護する戦略のことです。

技術革新のスピードが増し、模倣の手口が高度化している現代において、企業が知的財産で製品やサービスを守るには、もはや単独の権利に依存するだけでは不十分です。こうした背景から、近年知財ミックスの重要性が高まっています。
例えば、ブランドというと、商品のネーミングを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実際には、容器やパッケージのデザインもブランドイメージを形成する重要な要素です。したがって、ネーミングを保護する商標に加え、意匠で商品パッケージのデザインを保護することも考える必要があります。
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