経歴
奈良県庁 薬務行政担当
2008年に奈良県庁に入庁。薬務課にて医薬品・医療機器・化粧品等の監視指導を担当。 2010年から2年間、厚生労働省 医薬食品局監視指導・麻薬対策課に出向し、無承認無許可医薬品、医薬品等自主回収、国家検定等を担当。 2012年以降は再び奈良県庁にて、医薬品等の許認可、GMP適合性調査、承認審査等を担当し、現在は製造現場の課題解決支援を目的とした品質保証体制強化ワークショップ事業などに携わっている。
2025/11/28 AD 品質システム
GMP適合性調査の現場から(1)-古き慣習と“文化を変える”難しさ
奈良から発信する“品質”のコ・コ・ロ──くすりの歴史と現場のいま【第4回】
第4回 ─ GMP適合性調査の現場から (1)-古き慣習と“文化を変える”難しさ ─ 奈良県で薬務行政を担当している橋本です。 これまで多くのGMP適合性調査を行ってきましたが、印象に残っている二つの事例があります。 1. 印象深い二つの事例 一つ目は、GMPに係る自己点検で
2025/10/24 AD 品質システム
100点満点の自己点検は、危険信号?
奈良から発信する“品質”のコ・コ・ロ──くすりの歴史と現場のいま【第3回】
第3回 ─ “気づけなさ”が潜む現場のリアル ─ 奈良県で薬務行政を担当している橋本です。 今回は、私自身が「自己点検」で感じていることを紹介します。 1. 100点満点の自己点検は、危険信号? 令和6年度、県内の医薬品製造業者は業許可一斉更新を迎えました。 併せて、GMP定
2025/09/26 AD 品質システム
千年つづく“くすりの町”─歴史が育んだ文化
奈良から発信する“品質”のコ・コ・ロ──くすりの歴史と現場のいま【第2回】
第2回 ― 歴史が育んだ文化と奈良の薬のプロフィール ― 奈良県で薬務行政を担当している橋本です。前回の第1回 では、医薬品の安定供給と品質保証体制の見直しの必要性から生まれた新規ワークショップ事業についてお話ししました。今回は、その土台となる奈良の「くすり文化」について紐解いていきたいと思います。
2025/08/29 AD 品質システム
はじめに ― ワークショップが生まれた理由
奈良から発信する“品質”のコ・コ・ロ──くすりの歴史と現場のいま【第1回】
第1回 はじめに ― ワークショップが生まれた理由 〇薬のまち・奈良から、現場と向き合う品質強化の物語 こんにちは。奈良県で薬務行政を担当している橋本明日香です。 私はこれまで、県内の医薬品製造所を訪問し、監査や指導、相談対応などを行ってきました。現場の空気、作業の丁寧さ、関係者の真剣なまなざし――