ハラール認証取得のケーススタディ【第2回】

第2回 ハラール認証取得のケーススタディ:マレーシアをゲートウェイに世界へ!ふぁん・じゃぱんが挑むハラールスイーツ・和牛加工工場×OEM戦略


はじめに
ふぁん・じゃぱん株式会社は、「海外で日本のファンを作る」という思いを社名に込め、東京とマレーシアに拠点を持ち、ハラール市場に特化して事業を展開している企業です。
主な事業内容は、日本企業の海外進出支援(メインはマレーシアおよび東南アジア)、物流機能の提供、および海外事業に必要な業務のアウトソーシング(工場や店舗のオペレーションなど)です。
同社は、日本企業にとって「海外事業部」のような立ち位置で活動できる体制を整えているのが特徴です。
今回は、同社がマレーシアで実際に立ち上げたハラール認証工場(スイーツ工場、和牛セントラルキッチン)の事例を通じ、マレーシアでのハラール認証取得のリアリティと、今後の日系企業が進出する上での戦略的機会について、ふぁん・じゃぱん五木田社長にお話を伺いました。

(★写真1:ふぁん・じゃぱんの五木田社長)

1.ハラール市場参入の戦略的拠点:マレーシア選定の理由
五木田社長がハラール市場に参入した背景には、ハラール認証との相性が食品や化粧品において特に良いと感じた点があります。中でも食品は、日々口にするものであり市場規模が大きいと判断し、最初に注力しました。
マレーシアを選んだ理由は大きく3点あります。

(1) ハラール市場のゲートウェイ 
当時、マレーシアはハラール市場のゲートウェイと言われており、マレーシア市場だけでなく、ここを媒介としてより広範なハラール市場へ展開できる点にメリットがありました。
(2) 多民族・多宗教によるテストマーケティングの優位性 
マレーシアはマレー系、中華系、インド系含む多民族・多宗教の国であり、多様な商品をテスト販売することで様々なデータが取れます。このデータを活用し、今後の商品展開や進出国のインプットにできることが重要でした。
(3) 消費国としての市場成立性 
人口は3,400万人と多くはありませんが、一人当たりのGDPがASEANで3番目に高く、USDで1万ドルを超えています。この購買力から、消費国としても十分に市場が成立すると判断しました。

2.マレーシアJAKIMハラール認証のメリットと課題
マレーシアのハラール認証機関であるJAKIMの認証は、世界的な信頼性に繋がっています。

【認証のメリット】 
最大のメリットは、世界の50カ国以上の国で「ハラール食品」としてアピールできる点です。この認証を取得すれば、世界中でハラール商品として安心して販売できるため、食品偽装や表示偽装といった問題を防ぐ重要なファクターになります。

【認証の課題(難しさ)】 
一方で、ハラール認証の取得と維持には厳しさがあります。

 

 

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