2021.06.04.FRI

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業界雑感 【2021年5月】

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執筆者:村田 兼一

業界雑感 【2021年4月】

 昨年暮れに中国製ワクチンを接種した日本人の企業経営者がいた。ワクチンを無許可で輸入し販売するということには薬機法上問題はあるが、個人輸入で医師が自由診療で接種することは可能なので、自己責任ということで片づけられているのだろう。国内で昨年12月にファイザー社のワクチンがようやく承認申請された時期で、どの程度の期間で審査されいつ頃承認されて接種が可能になるのかも全く不明だったころの報道だったので、ニュースとしてのインパクトはあった。その後その経営者に副反応があったとか、新型コロナに感染されたとかの報道もないので、無事に暮らしておられるのであれば、それはそれということかもしれない。
 中国製ワクチンについては、最近になってWHOが緊急使用を承認したのだが、その背後には政治的な匂いがプンプンするし、有効性や安全性に関して十分な検証がされているようにも思えないので、たとえ接種してもらえるチャンスがあったとしても個人的には遠慮させていただきたいところだ。ただ、ファイザー・モデルナやアストラゼネカのワクチンが手入らないので、背に腹は代えられず中国のワクチン外交に乗っかるしかない国も多数あるのも現実である。

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村田 兼一

村田 兼一

村田兼一コンサルティング株式会社代表取締役。
1978年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)入社。注射剤製造、無菌バリデーション技術開発、FDA対応、基幹システム(SAP)開発等に従事後、生産本部にて中期戦略企画、工場分社化推進・合併準備委員会に携わる。合併後のアステラス製薬では、戦略企画の後、製造委受託の推進を担当する。
2012年に退社し、村田兼一コンサルティング株式会社設立。工場の原価をはじめとする計数マネジメントを中心に、SAP開発を含むサプライチェーン全般の管理・改善を専門とする。