2021.02.19.FRI

レギュレーション

ドマさんの徒然なるままに【番外】

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執筆者:古田 ドマ

ドマさんの徒然なるままに【第25話】


番外:現代珍用語集

某国において用いられている用語を簡単に解説した用語集です。
読んでから文句を言われても困るので、あらかじめ言っておきますが、GMPの話でも何でもなく、GMPの勉強には何の役にも立ちません。あくまでパロディだと思ってお読みください。
なお、当然のことながら、本話はフィクションです*1

● 型コロナウイルス
ヒトの性格を悪くするという珍種のコロナウイルスのこと。2019年から世界中に拡がりはじめ、現在でも終息していない。

● KOVID-20
2020年にパンデミックとなった、ヒトの性格を悪くする珍型コロナウイルス感染症のこと。SNS上での感染が特に多いとされている。感染すると、止め処も無く(とめどもなく)性格が悪くなり、感染者によっては悪化した状態がそのまま継続するという後遺症が残ることがある。

● 型コロナウイルスワクチン
性格を悪くしてしまう珍型コロナウイルスを原因として生じる仲たがいの抑制効果があるが、副反応として性格の良い人を毛嫌いしてしまう強いアレルギー症状が出てしまう人も認められている。ちなみに、元々性格の悪い人にしては全く効果が無いとされている。

● 型コロナウイルスの変異種
ウイルスが増殖するときに遺伝情報がコピーされるが、コピーされた内容が元の情報から変化することを「変異」と言い、変化したものを「変異種」と言う。今般の珍型コロナウイルスについても変異種が数種発見されているが、変異種については元々性格が悪い人間に特に感染し易いという傾向が認められることから、感染による症状なのか、生まれつきの性格の悪さなのか不明という診断の難しさが問題になっている。

● KOKOWA
不具合も気づかず、本来の目的に利用できていないソフトウェアの代名詞。製薬会社内では、検証できていない設備・機械器具やパーツおよびそのソフトウェアに対して「ここは、KOKOWAだね!?」といった使い方をする。

● 実効再生
既に感染が広がっている状況において、1人の感染者が次に平均で何人にうつすかを示す指標である。今般の珍型コロナウイルスはその感染力が異常に強い(強すぎる)ため、「バカがうつる」と敬遠されながらも数値が大きくなりやすいことから、10名を1単位にすべきだという声も上がっている。「Rt」の記号で表される「実効再生産数」とよく似ているが全く別の指標である。

● 特別置法(特法)
運用方法が不明のまま放置状態で突っ走って施行される訳のわからない法律のこと。罰則規定が強調されるといった傾向にある。製薬会社内では、「うちの人事部、また特置法するらしいぞ!?」といった使い方をする。

● 級国民
“先生”と呼ばれる国会議員と“お偉いさん”と呼ばれる一部の超富裕層の身分を表す概念のひとつである。類義語に「特権階級」がある。併せて、次項「下級国民」を参照のこと。

● 級国民
上級国民とされる国会議員及び一部の超富裕層と対をなす、某国におけるほとんどの国民の身分を表す概念のひとつである。某国においては、過去には存在した「平民」といった中間層はなく、上級国民以外は全て「下級国民」とみなされる。その格差は「翔んで埼玉」を彷彿とさせる。

● 集団御免
珍型コロナウイルス感染症に対して集団の大部分が“謝罪の心を持つ”という優しさ免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段とされている。ただ、某国における今般の珍型コロナウイルスについては、元々の人々、特に上級国民の性格が悪すぎるため、「御免(ごめん)なさい。」と謝ることもなく、以前より少しマシになったという程度でしかないと言われている。

● 緊急事態宣言
下級国民用に設定された要請の一群。下級国民でなければ、その要請に従う必要はないとされている。

● 自粛要請
不要不急の外出などを制限すること。下級国民が違反すると、強烈な嫌がらせが起こったりする。

● 不要不急
誰が決めるのか不明であるが、都合よく「要があるとは思えない、急ぐ必要はない」とされる事項のこと。下級国民の場合は、ほとんどの行動が対象とされるが、会社内では上司の都合で設定されることが多く、下級国民の代表される下級社員は振り回されることが多い。そのため、上司から「これ急がないから」と言われていたにも拘らず、本人の勝手な都合で「これは不要不急じゃないんだよ!」と逆ギレされたり、一喝されることもしばしばである。

● 営業時間短縮
仕事を早めに切り上げろという指示。ただ、それに見合った保障はなく、給料や売り上げが激減しようがクビや倒産に至ろうが国としては面倒をみないという厳しい制度。会社内の場合、下級社員に対しては「早く仕事を済ませろ! 効率的に効果を上げろ!」という意味であり、「時間短縮なので」として早帰りするとクビにされたりするので要注意である。

● 
珍型コロナウイルスで外出自粛や会食自粛を求められ孤独を感じてしまうこと。気を紛らわすために酒類と言われるエタノール含有飲料で内服消毒が頻繁に行われているが、治療としての効果はなく、単に金がかかるだけとも言われている。

● デレワーク
好みのタイプの社員にデレデレしてしまい、仕事どころではなくなってしまう状態のこと。なぜか美人女性の多いオフィス内で男性社員に多く発症するという特徴がある。ちなみに、よく間違えられるが、コンピュータやタブレットなどの端末で仕事を行うテレワークとは全く関係ない。

● リモートウォーク
珍型コロナウイルスによる在宅でのテレワークが求められたことで運動不足のコロナ太りとなったために始める散歩のこと。遠くに行けば行くほど運動量が上がりダイエット効果はあるが、ほとんどは三日坊主で終わるという統計結果が出ている。先の「消独」のためのエタノール消費量が圧倒的に多すぎるためという説もある。

● 沢(たく)ハイ
ネットによるお取り寄せのつまみやディリバリーの食事と一緒に「消独」のためと称して沢山(たくさん)のエタノールで体内消毒しようとするバカ者によるハイな気分のこと。自分では「これだけ」とか「今日だけ」と言い聞かせてはいるものの、一向に改善しないという慢性的症状となり、アル中という重症化に至る場合もあるので注意を要する。ちなみに、自己療法に用いられる飲み物は、圧倒的にチューハイが多いという傾向にある。


● 銀座クラブ(高級クラブ)
上級国民および上級国民とお付き合いできる一部の例外的下級国民に許された社交場のこと。嘘を言っても黙認してくれるので嘘つきには持って来いの場所とされる。たぶん綺麗なお姉さんがいて話し相手になってくれるんだろうと思うが、私も行ったことがないので詳細は不明。

● 三密
「密着」「緊密」「親密」といった、ヒトとしてあるべき心の触れ合い。なお、仕事においては、「緻密(精密)」「綿密」「厳密」の三密が好ましいとされる。一方で、「秘密(機密、内密)」「密通(密告)」「密談(密約)」の三密は誤解の元なので要注意である。

● ステイーム(Stay Comb)
髪の毛が薄くなってきたということで、抜け毛予防としてを使うのを減らして現状維持するという、涙ぐましい努力の姿を指す。

● 控え
新型コロナウイルス禍の中でリモートワークに慣れてきた上司が、仕事でもないのにやたら連絡してくるので、接続をオフにすること。上司からの連絡については、中身の無い、自分は滅茶苦茶仕事しているアピールの場合が多いとのこと。「受信拒否」とも言う。ちなみに、病院の診察等の受診はキチンとしましょう。そうでないと場合によっては症状が悪化してしまったりしますので。

● NoNormal
珍型コロナウイルスのまん延により、今までの生活が維持できなくなってしまったため、性格が悪くならないように感染防止策を取りながら常識の範囲を超えて生活すること。併せて、後出の「with コロナ」および「post コロナ」を参照のこと。

● リクツ管理
1年前から起こっているリスク事象に対して、理屈だけ言って何もせずにほおっておくこと。次項の「危機管理」も参照のこと。

● キキ(嬉嬉)管理
問題が発生していても嬉嬉としていたものを、問題が大きくなってから慌てふためいてアタフタすること。

● with コロナ
珍型コロナウイルスが(少なくとも短期的には)終息困難であることを前提として、ウイルス感染して性格の悪くなった友人や知人、同僚や上司・部下と“てきとー”に合せること。

● post コロナ
珍型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに、性格が今まで以上に悪くなった友人や知人、同僚や上司・部下と今までのように相手することは無理と悟って、“てきとー”に合せること。「afterコロナ」とも言われる。

● コリンピック
4年に一度開催される上級国民による失言のインパクトを競う国際大会である。「下級国民も参加可能にすべき」との声があがり、一度実施したものの、何度不始末をしてもまったく懲りない上級国民にまったく歯が立たないということが判明したため、上級国民限定として開催されている。

● ゴメンピック
正式名称は、「世界謝罪大会」という名称であるが、むしろ「ゴメンピック」として知られている。不定期に開催される。一例として、緊急事態宣言下に営業時間短縮要請を無視して会食をし、挙句の果てにウソがバレ、「申し訳ありませんでした」なんて謝罪するという訳の分からない大会もあった。語呂が先の「コリンピック」に似ていることからよく間違えられるが、全くの別物である。


本社関係のお仕事をなさっている読者は、2度目の緊急事態宣言下での都道府県に所在するか and/or お住まいの方々が多いんじゃないかと推測します。と言うことは、テレワーク・リモートワークしている方々が多いと思います。これら、筆者の経験からオフィス出社時よりも休憩を取らずに働いてしまうことが多いように思います。必要時、十分な息抜きを取りましょう。
と言うことで本話を読んで頂いたことに感謝いたします*3

では、また。See you next time on the WEB.


【徒然後記】
一息つきませんか?
新型コロナウイルスのまん延により世の中が変わってしまった。この日本でも、発生が確認されてから既に1年が経過してしまった。読者の皆様方の仕事も生活も様変わりしてしまったんじゃないでしょうか。テレワークだ、リモートワークだなんて、言葉としては聞こえが良いですが、実際の中身としてはそんな簡単なシロモノではない。時間配分についてはある程度の融通が利くでしょうから、タイミングを見計らってコーヒータイムは、いかがでしょうか。そんな際に、本話を読んで頂けたらと思い、中身は無いですが、笑いで癒される超おバカな内容を番外として書いてみました。えっ!コンピュータで疲れた目を癒すためのコーヒータイムにわざわざパソコンの画面なんぞ見ないって? おっしゃる通りでございます。失礼いたしました。

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*1:(天の声)そんなことは直ぐに分かるわい。
   (筆者)誤解されると困るんで、先に言い訳しておかないとね。
   (天の声)お前、そういうことだけは抜け目がないのー。
     (筆者)いや、まったくの別物として書いていますが?
   (天の声)同じような内容が含まれてるじゃないか?
   (筆者)サブタイトルに「用語集」ってあるでしょ。QAにも関係ないでし
       ょうが。
   (天の声)確かにQAには関係しないわな。それどころか、GMPにも関係し
        ておらんがな。
   (筆者)リモートワークしていると息抜きが大事なんだよ。こんなクスッ
        と笑える息抜きも必要なんじゃないのかな?
   (天の声)都合の良いことばかり言っておるのー。自己都合だけ取ったら、
        ワシ以上じゃのー。

*3:(天の声)マジに中身が無いなー。
   (筆者)うるさい、黙れ!

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古田 ドマ

古田 ドマ

GMDPエッセイスト

2018年に薬業関係の某有名誌のオンライン版にコラムニストとして忽然と登場。製薬業界の内部事情に詳しく、特に監査業務に造詣が深いことから、医薬品の品質保証業務に従事していたものと推測されるが、その正体は不明。毒舌的な内容が多いものの、ヒューマニズムを掻き立てる心温まる物語的な内容のものもあり、歯に衣着せぬ物言いは実務担当者にとっての心の声を反映した本音トークとも言える。

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