2020.11.20.FRI

品質システム(PQS)

通訳あるあるネタ【第29回】

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執筆者:西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

通訳あるあるネタ【第28回】

リモート通訳について

今回は、リモート通訳について書きたいと思います。

コロナ禍で欧米当局の査察は延期、グローバル監査はリモートで行われるようになりました。最近はRSIと呼ばれるリモート同時通訳案件も増え、自宅で通訳する環境も整いつつあります。RSI(遠隔同時通訳)システムはいくつかありますが、私はスイスのInterprefy社のトレーニングを受け、認定通訳者になりました。トレーニングで学んだ推奨環境は以下の通りです。通訳者以外でも、自宅からリモート会議に出席される方は考慮すべき点だと思います。

1)有線接続について
Fast ethernet internet connection 
(Wi-Fiではなく、イーサネットケーブルで有線LAN接続をする)

2)ヘッドセットについて
Make sure to use a professional-level noise-cancelling USB headset or professional desktop microphone along with over-ear headphones.
(PC内蔵スピーカー&マイクではなく、ノイズキャンセリングUSBヘッドセット又はヘッドフォン(イヤフォン)&外付けマイクを使用する)
推奨ヘッドセット:Sennheiser SC660 USB, Sennheiser SC 70 USB, Sennheiser SC 160, Sennheiser SC260 USB, Sennheiser SC 60 CTRL, Sennheiser 75 CTRL
(この他に、Jabra Evolve 40, Jabra Evolve 65, Jabra Evolve 75, Jabra Evolve link MSでもよいとされています。)
推奨マイク:Blue Yeti, Blue Yeti Nano

*ちなみに私はSennheiser SC 60 CTRLを使っていますが、リーズナブルな価格なのに高性能で、しかも軽量です。手元のコントローラーも使いやすく、高コスパだと思います。
バックアップのJabra Evolve 65 はデザインがおしゃれで気に入っています。リモート通訳ではワイヤレス接続は禁止なので、付属のUSB ケーブルを使用して直接接続しますが、仕事以外ではBluetooth (PC 用の USB ドングルも付属) からワイヤレスに接続して、通話や動画鑑賞が可能です。

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西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

シミックホールディングス株式会社人財部Senior Interpreter
シミックファーマサイエンス株式会社信頼性保証本部薬事スタッフ(通訳担当)
Monterey institute of international studies (MIIS) 通訳翻訳修士課程終了。自動車関連大手企業で8年 (うち米国勤務が7年) 、米国系大手製薬企業で3年、社内通訳経験を積んだ後に独立。
規制当局によるGxP査察の通訳を中心に医薬分野でフリーランス通訳をしていたが、グループ会社の査察通訳がきっかけで2016年5月にシミックホールディングスに入社。非臨床と臨床を中心に、基礎研究から市販後までのプロジェクトに通訳・翻訳者として関わる。