2020.02.21.FRI

品質システム(PQS)

通訳あるあるネタ【第20回】

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執筆者:西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

通訳あるあるネタ【第19回】

日本人が間違えやすい英語や表現

1.    bored vs. boring
「暇だなー、退屈だなー」というつもりで “I am boring!”と言う人がいます。これでは、「僕はつまらない男だ」という意味になってしまいます。正しくは “I am bored.” です。「boring」は、 “The movie/meeting was boring.”のようにイベントや人、物の「つまらなさ」を説明する際の形容詞だと覚えておきましょう。

2.    may vs. can、do vs. can
高校生の時、アイルランド系カナダ人のホストマザーに “Can I go see a movie tonight with my friend?” とたずねた私に彼女は“Yes, you can, but you may not.”と返答し、能力のcan と許可のmay の違いを説明したのでした。助動詞関連で補足すると、「日本語は話せますか?」と尋ねるときに “Can you speak Japanese?”、「お寿司を食べられますか?」と尋ねるときに “Can you eat Sushi?” と言う人がいますが、英語では「話せる、食べられる(能力)」ではなく、「話す、食べる(習慣)」と表現するので、 “Do you speak Japanese?”、 “Do you eat Sushi?”が適切でしょう。

3.    how vs. what
「これについてどう思いますか?」と尋ねるときに “How do you think?”と言う人をよく見かけますが、「思考の方法」ではなく「思考の内容」を尋ねていますので、 “What do you think?”が正しいです。一方で、「具合はどう?」は、「どのような気分か」を尋ねているので “How are you feeling (today)?”が正しいです。

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西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

西手 夕香里(通訳・翻訳修士)

シミックホールディングス株式会社人財部Senior Interpreter
シミックファーマサイエンス株式会社信頼性保証本部薬事スタッフ(通訳担当)
Monterey institute of international studies (MIIS) 通訳翻訳修士課程終了。自動車関連大手企業で8年 (うち米国勤務が7年) 、米国系大手製薬企業で3年、社内通訳経験を積んだ後に独立。
規制当局によるGxP査察の通訳を中心に医薬分野でフリーランス通訳をしていたが、グループ会社の査察通訳がきっかけで2016年5月にシミックホールディングスに入社。非臨床と臨床を中心に、基礎研究から市販後までのプロジェクトに通訳・翻訳者として関わる。