2019.03.08.FRI

そのほか

業界雑感 【2019年2月】

この記事を印刷する

執筆者:村田 兼一

業界雑感 【2019年1月】

 こういう言い方が適切かどうかは別にして、後発品使用促進策により後発品の市場シェア80%達成が目前となるなか、オーソライズド・ジェネリック(AG)との競争も激化しており、先発薬メーカーは長期収載品ビジネスに見切りをつけてきた。当然、それら長期収載品をメインに製造していたかつての主力工場は先発薬メーカーにとっては不要となり、事業(製造)の継続を前提とした譲渡、売却が進められることとなる。
19年4月 田辺三菱製薬が田辺製薬吉城工場をニプロファーマに譲渡
19年4月 塩野義製薬は生産子会社シオノギファーマ設立、生産機能を集約化
19年6月 アステラス製薬が西根工場をシミックCMOに譲渡
19年10月 第一三共が高槻工場を太陽ホールディングスに譲渡
 これらは直近のニュースリリースで拾い上げたものだが、それ以前のものも含めて医薬品製造の全面委託を可能とした2005年薬事法改正より以前のそれぞれのメーカーの生産拠点と今のそれを比べてみるとその変化の大きさに気づかされる。

1 / 2ページ

村田 兼一

村田 兼一

村田兼一コンサルティング株式会社代表取締役。
1978年藤沢薬品工業(現アステラス製薬)入社。注射剤製造、無菌バリデーション技術開発、FDA対応、基幹システム(SAP)開発等に従事後、生産本部にて中期戦略企画、工場分社化推進・合併準備委員会に携わる。合併後のアステラス製薬では、戦略企画の後、製造委受託の推進を担当する。
2012年に退社し、村田兼一コンサルティング株式会社設立。工場の原価をはじめとする計数マネジメントを中心に、SAP開発を含むサプライチェーン全般の管理・改善を専門とする。