改訂ICH-GCP/GCPリノベーションで要求される臨床試験QMSにおけるSOPの新しいあり方
★ISO9001とICH-GCPの関係とは?
★QMSのツールとしてのSOPとは?
★グローバルSOPとローカルSOPの役割、SOP作成・見直しのポイントとは?
★海外規制当局(FDA/EMA)が求めるグローバルSOPとは?
講演者
オフィスアンテレ薬剤師行政書士事務所
代表 新見 智広 氏
日程
2019年3月12日(火)10:30-16:30
受講形式
オフライン
開催場所
みなとみらいグランドセントラルタワー6階 シーエムプラス本社 セミナールーム
開催概要
■日時・会場・受講料など
●会場:みなとみらいグランドセントラルタワー6階
(株)シーエムプラス本社 セミナールーム
●受講料(昼食付):1名43,200円(税込)
1社2名以上同時申込の場合,1名につき32,400円(税込)
●テキスト:当日、受付にて配布いたします。
●申込締切:2019年3月4日(月)15時まで
●よくあるお問合せ一覧はここをクリック
【セミナー内容】
■セミナーポイント
ICH-E6(R2)に新しく取り入れられることになった品質マネジメントシステム(QMS)の概念は,製品やサービスの基本的な品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格であるISO9001に基づいたものです。今後、日本の臨床試験の現場でも、グローバルスタンダード(国際標準)の品質マネジメントのあり方が求められることになります。
本講座では,まずISO9001の基本的な考え方を学びます。その上で、新しいICH-GCPが要求する品質マネジメントシステム(QMS)とはどのようなものか。そして、QMSの重要な要素であるSOPはどうあるべきかについて、その本質から理解することを目標とします。
■習得可能な事項
・ISO9001による品質マネジメントの基本的な考え方
・ISO9001とICH-GCPの関係
・SOPの本質的な理解
・グローバルSOPとローカルSOPの役割とあり方
・海外規制当局(FDA/EMA)が求めるグローバルSOP
■本テーマ関連の主な法規・ガイドライン
・ISO9001/ISO19011
・ICH-GCP/ICH-E6(R2)
・医薬品医療機器等法/J-GCP
■セミナーキーワード
SOP、ISO9001、品質マネジメントシステム(QMS)、ICH E6(R2)、ICH-GCP、臨床試験(治験・臨床研究)
■セミナー項目
1.「Quality」と「Management」について
1)「Quality」について
2)「Management」について
3)Hotは辛い?熱い?
4)「管理」とは?
5)Peter Ferdinand Drucker
2.ISO9001による品質マネジメント
1)ISO9001について
・ISOとは?
・規格の位置付け
・ISO9000シリーズ
2)ISO9001:2015の構成
3)品質について
・品質とは?
・適正な品質とは?
・価格とは?
・適正な品質はどうやって決める?
4)品質マネジメントの7つの原則
5)品質マネジメントシステム(QMS)により得られるもの
6)審査とは?
7)審査の目的
8)審査の種類
9)QMSのPDCAサイクル
10)品質マネジメントの肝
11)継続的改善
3.ISO9001とICH-GCP
1)ISO9001:2015改訂のポイント
2)ICH-E6(R2)改訂のポイント
3)ICH-GCPの2本の柱
4)ISO9001とICH-GCPの関係
5)ISO31000(リスクマネジメント規格)との関係
6)ISO9001に基づくQMSへのパラダイムシフト
7)プロセスとシステム
8)プロセスアプローチとシステムアプローチ
・Quality by Design(QbD)
・Built in Quality
9)臨床試験のQMSとは?
10)臨床試験データの創製プロセス
11)モニタリングの位置付け
12)審査(監査)の種類
13)臨床試験(治験・臨床研究)実施プロセスのPDCAサイクルと継続的改善
4.臨床試験(治験・臨床研究)QMSにおけるSOPマネジメント
1)こんな疑問ないですか?
2)SOPはなぜ必要なのか?
3)SOPと教育
4)明確化=ルール化の目的
5)臨床試験QMSの実装によるSOP見直しのポイント
・生産性向上につながるSOP
・明確化(見える化)・最小化(ムダ取り)・標準化(生産性向上)
・有効なSOPとは?
・無駄・不適切なSOPとは?
・避けるべき表現とは?
・好ましい表現とは?
・どこまで詳細にすべきか?
・GCP、ガイドライン等の規制はどこまで盛り込むべきか?
・SOPの階層構造
・SOPマネジメントのPitfall
・SOPを改訂すべき要因
・今後作成・見直しを検討したいSOP
6)SOPマネジメントシステムのあり方
・組織体制
・管理方法
7)グローバルSOPとローカルSOP
・それぞれの役割
・ポジショニングと階層構造
・海外規制当局(FDA/EMA)が求めるグローバルSOP
5.SOPの観点からのCROオーバーサイト(Oversight)
1)ISOを知らないCROオーバーサイト
2)ISOを理解したCROオーバーサイト
<質疑応答>
【新見 智広 氏】
■略歴
ファイザー、ガルデルマ、そーせい等の日米欧のグローバル製薬企業にて20年以上、医薬品開発、薬事、PMS及びマーケティングの経験をした。その後、医薬品・医療機器開発、医事・薬事法務及び品質マネジメント(ISO9001)等に関するサポート及びコンサルタント業務を行い現在に至る。また現在、一般社団法人クリニカルリサーチ審査センター 理事、株式会社ビー・エム・エル 医薬治験事業部長も務める。
■専門
・医薬品・医療機器開発(特に皮膚科,感染症,循環器の領域に多くの経験)
・臨床試験(治験・臨床研究)の品質マネジメント(ISO9001)
・企業法務(会社法・商法・民法・行政法・薬機法・医療法等)
■本テーマ関連学協会での活動
・日本行政書士会連合会会員
・東京都行政書士会会員
・日本品質管理学会(JSQC)会員
・QMS(ISO9001)審査員(IRCA)
・Research Quality Association (RQA)会員
・NPO日本医薬品安全性研究ユニット「薬剤疫学論文を読もう会」会員
・日本QA研究会(JSQA)国際委員会会員
■注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)
【申込時】
●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。
●定員に達し次第、申込を締め切ります。
●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。
●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
【セミナー当日】
●受講者様ご本人の名刺を受講券とします。お忘れなきようご持参ください。
●録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。
●講義中のパソコン・携帯電話等の使用をお断りします。