業界雑感 【2021年7月】

 2002年に初めて発表された「医薬品産業ビジョン」では、新薬開発力を高めて国際競争力を強化していくことを主眼に、治験環境の整備、新薬承認審査のさらなるスピードアップなどがアクションプランとして提示され、製薬メーカーにはM&Aや提携により少なくとも2-3社はメガファーマを目指すことが求められた。当時の内資系新薬メーカー各社は、グローバルでは20位にも入れておらず、「生き残りをかけて」といったキーワードの下にM&Aや生産工場の分社化などの戦略展開を推進した。アステラス製薬・第一三共・大日本住友・田辺三菱と企業合併が続いたが、遠く届かないばかりかグローバルメガファーマもM&A戦略を展開していたので、相変わらず中途半端な規模にとどまっていた。

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