通訳あるあるネタ【第29回】

今回は、リモート通訳について書きたいと思います。

コロナ禍で欧米当局の査察は延期、グローバル監査はリモートで行われるようになりました。最近はRSIと呼ばれるリモート同時通訳案件も増え、自宅で通訳する環境も整いつつあります。RSI(遠隔同時通訳)システムはいくつかありますが、私はスイスのInterprefy社のトレーニングを受け、認定通訳者になりました。トレーニングで学んだ推奨環境は以下の通りです。通訳者以外でも、自宅からリモート会議に出席される方は考慮すべき点だと思います。

1)有線接続について
Fast ethernet internet connection 
(Wi-Fiではなく、イーサネットケーブルで有線LAN接続をする)

2)ヘッドセットについて
Make sure to use a professional-level noise-cancelling USB headset or professional desktop microphone along with over-ear headphones.
(PC内蔵スピーカー&マイクではなく、ノイズキャンセリングUSBヘッドセット又はヘッドフォン(イヤフォン)&外付けマイクを使用する)
推奨ヘッドセット:Sennheiser SC660 USB, Sennheiser SC 70 USB, Sennheiser SC 160, Sennheiser SC260 USB, Sennheiser SC 60 CTRL, Sennheiser 75 CTRL
(この他に、Jabra Evolve 40, Jabra Evolve 65, Jabra Evolve 75, Jabra Evolve link MSでもよいとされています。)
推奨マイク:Blue Yeti, Blue Yeti Nano

*ちなみに私はSennheiser SC 60 CTRLを使っていますが、リーズナブルな価格なのに高性能で、しかも軽量です。手元のコントローラーも使いやすく、高コスパだと思います。
バックアップのJabra Evolve 65 はデザインがおしゃれで気に入っています。リモート通訳ではワイヤレス接続は禁止なので、付属のUSB ケーブルを使用して直接接続しますが、仕事以外ではBluetooth (PC 用の USB ドングルも付属) からワイヤレスに接続して、通話や動画鑑賞が可能です。

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